ダナン通信

ダナン通信:昭子版 2020年3月号

第6回 テト休暇の小旅行:バリアとブンタウ
2020年の新年はベトナムで迎えました。こちらでは旧正月を祝うので、12月は日本のような年末の忙しさは全く感じませんでした。中国などと同じように、ベトナムでは「テト」と呼ばれる旧正月を祝い、旧暦のため毎年違う日になります。

2020年は1月下旬にあり、今年は1月23日(木)から1月29日(水)までが祝日で7連休となり学校や会社や店のほとんどが休みになりました。新暦 2020年1月25日=旧暦1月1日となります。旧正月が近づくと、通りのあちこちで金柑や梅の鉢植えなどが販売されていました。

そして、テトに食べるものと言えば、「バインチュン(Bánhchưng)」が有名です。派遣先の学校からのものをおすそ分けして頂き、ベトナムの正月気分も味わうことができました。バインチュンとは、もち米と緑豆と豚肉を使った伝統的な料理です。ゾン(ウコン科)の葉やバナナの葉などで包み、数時間かけて茹で上げます。実は、それを真似して自宅でバナナの葉にもち米、豚肉、人参、椎茸を入れて包み、中華ちまきを作ってみました。蒸して食べましたが、葉っぱを開けたときは何とも言えない良い香りがしました。日本ではバナナの葉も高く、手に入りにくい思うので、ベトナムならではの料理を作ることができて、嬉しくなり、派遣仲間にもおすそ分けしました。魚も下味をつけてバナナの葉で蒸すと美味しいので次回、挑戦してみようと思います。

今回のテト休暇ですが、派遣仲間に会いに行ってきました。ホーチミンから南東にバスで2時間程のところにあるバリアとブンタウという隣同士にある2つの街です。バリアの人口は約205,000人(2017年現在)、ブンタウの人口は約327,000人(2018年現在)です。
バリアの街ですが、バイクも車も少なくのんびりした街でした。日本人は数名しか住んでおらず、街を歩けば声をかけられることも多いようです。仲間に案内してもらっていると顔見知りのお店の人が何人も挨拶してくれました。半日あれば、回ることができくらい小さな街です。ローカルのごはん屋さんで昼ごはんを食べ、カフェでお茶をするだけという訪問でしたが、物価も安く、スパやネイルの値段もかなり安くて、派遣メンバーの女性にネイルの値段を聞くとダナンの3分の1でした。

そして、バリアからローカルバスで40分ほど南に行くと、ブンタウの街があります。ホーチミンから気軽に行ける海水浴場としても有名です。ビーチ以外では小高い山にある灯台やキリスト像などが観光名所で、その二つを訪れました。

灯台のある山頂へは、麓から徒歩45分程で行くことができました。この灯台は海抜170mにあり、1862年にベトナムで初めて建てられた灯台です。1月下旬の南部はまだ暑さも厳しくなく過ごしやすく、頂上で素晴らしい景色を眺めることができました。

キリスト像も小高い場所にあり、入口から階段が続きますが、頂上まで段数が所々記してあり20分程で着きました。像の高さは32メートル、土台も含めると40メートル近くにもなり、アジア最大のキリスト像だそうです。
1月下旬の休暇のあとは、2月からの授業でも文化紹介をしようと思い準備をしていました。…がしかし、教育訓練局からのお達しで、コロナウイルスの影響で2月全て小学校から大学までほとんどの地域で休校になってしまうという事態になり、自宅待機ということになりました。

近場でご飯を食べに行ったり観光などをして過ごすしかありませんでした。ダナンの観光名所や外国人で賑わう場所もひっそりしており、活気が戻ってくるのはもう少し先になるかもしれません。2月下旬現在、ベトナムでの感染者の数も減ってきているようなので、3月から学校が始まり生徒たちやベトナム人先生と会えることを楽しみに待とうと思います。

橘 昭子

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