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ダナン通信2018年7月号

高校生の卒業式
日本の卒業式シーズンは一般に3月です。ベトナムでは、各学校が卒業式の日程を決めていますが、5月が「卒業の季節」また「別れの季節」と呼ばれています。

卒業式の雰囲気
小学生と中学生の卒業式もこの時期に実施されますが、高校生にとって卒業式の意味は特に深くなります。なぜかという、高校生は卒業してから人生の進路が大きく変わるからです。

日本の高校生の卒業式を私は見たことがありませんが、日本でヒットした「3月9日」という歌を聞いていて感動します。ベトナム人にとっても日本人にとっても、人生の新しい扉を開く時を迎える気持ちは、時に悲しくなったり、時にわくわくしたりするのだと思います。では、ベトナムの高校生の卒業式はどのような光景でしょうか。
卒業の日は先生と友達に会える最後のチャンスだと言われていますので、学生たちが制服の姿で(女性はアオザイ)、校庭に早く集まります。日頃の遠慮のせいで、友達にまだ伝えていない感情をこの日に表そうと思う学生が多いようです。もし、直接に言葉で言えなかったら、友達の日記、またはシャツに本音を書き込む姿もよく見かけます。

高校3年間を一緒に過ごして、楽しいこともつらいことも一緒に味わってきました。高校時代は清い心を込めて生活してきたので、後悔はないと多くの卒業生は思っています。ベトナムの高校生はほんとに真面目です。

卒業して、大学に入ったり、留学したりして、一人一人の人生は別になりますが、高校でできた思い出、友達の感情は貴重な財産として将来に持って行きます。真の友達がいつまでもそばにいてくれて、幸せな将来が待っていると信じています。今日の別れは明るい明日の再会のためです。

私自身の卒業式・・・もう何年前になるかな。

Mai Ngo
写真引用:インターネットより

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