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ダナン通信2017年12月号

ダナンの「首相バン・ミー」

バン・ミー(banh mi)は、フォー(pho)と並んでベトナムの代表的な食べ物としてよく知られていると思います。簡単に言えば、ベトナム風のホットドッグです。地方によってバン・ミーの中身が違いますが、ダナンのバン・ミーはパテまたはバターを塗って、肉や野菜を入れて、それからソースを振りかけます。

中身によっていくつの種類がありますが、「首相バン・ミー」とは、どんなバン・ミーなのか、聞いたことがありますか。実はこの呼び方は面白い話があります。
ダナンでアジア太平洋経済協力会議(APEC 2017)が2017年11月に開催されました。トランプ米国大統領や日本の安倍首相もダナンに来られました。同じくオーストラリアのマルコム・ターンブル(Malcolm Turnbull)首相もダナンを訪問しました。その時、マルコム・ターンブル首相とベトナム出身でオーストラリアに住んでいる料理人のルカ・グエン(Luke Nguyen)さんは一緒に五行山(Ngu Hanh Son)区にあるバン・ミーの屋台でバン・ミーを2本買って、一般の市民と同じようにそこで食べました。それから、市民たちと親しくじ自分撮りしました。

このニュースはオンライ新聞やフェスブックなどに頻繁に掲載されて、このバン・ミーはよく売れるようになりました。「首相バン・ミー」という名前を付けられて、今では多くの人に知られています。

そのバン・ミー屋台の店長ヴァンさん(48歳)は「オーストリアの首相にバン・ミーを売ったのは夢みたいです。美味しいって言ってくださって、本当に嬉しいです。誇りに思います。」と述べています。

飲食は文化の一つであることが分かりました。日本のお寿司と同じでベトナムのバン・ミーはベトナム習慣やベトナム人の飲食生活を表します。
以前にオバマ前米国大統領がハノイでフォーを食べて、そのフォーの店が有名になりましたが、次はダナンのバン・ミーです。皆様、ぜひ一度ダナンに来られたら、バン・ミーをお召し上がってみてください。

*写真引用:インターネット

Mai Ngo

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