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2014年 10月 活動報告

▼ 2014年 10月 活動報告 -理事長 森正暁 -

やっと涼風が立ち始めました。台風のせいで各地で地域豪雨があり、ところによっては大きな被害を出しましたが、9月も下旬に入ると関西地方では最高気温が30度を下回ることが続いています。

さて、ベトナム現地の様子ですが、本格的な景気の回復はまだ遅れているようです。全般的には、ジリジリと各分野の前進が伝えられてはいるのですが、政府の掛け声にもかかわらず銀行融資はゆっくりとしか増加せず、購買力の低迷を示すと言われる低い消費者物価指数も8月までは傾向は変わりません。その一方では輸出は好調で、貿易黒字は十数億ドルにもなり、失業率は低い数値を示し、航空路線は強気の拡大を続けています。

一体どうなっているのかと問いかけたい現状ですが、基本的には前進と見るべきで、今月下旬から始まる国会で全体的な状況が政府報告などで示されると思います。また、事、景気回復に関してはベトナムだけの動きは難しく、世界的な傾向を見なければなりませんが、アメリカを始めようやく世界経済にも次第に活気が出てきたのではないでしょうか。

国内の企業の意気込みもようやく盛んになってきたようで、9月中旬から下旬にかけてのベトナムからの視察団の空気を見ると、なかなか盛んな企業意欲を感じさせられます。

特に、当経済交流センターがお世話して、9月16日に来日したホーチミン市のサイゴンビジネス協会のミッションでは、大いにその意欲を感じさせられました。一行はまず東京ビッグサイトの展示会に参加した後、アサヒビール工場やINAXライブミュージアムを見学し、関西に移ってからは池田泉州銀行幹部のレクチュアーを受けた後,(株)日本旅行を訪問して観光事業について意見を交換するなど、疲れを知らないタフな活動ぶりでした。

滋賀県などではIT関係のベトナム投資視察が活発なようですが、大阪でも今秋は視察団の動きを造りたいと考えています。

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