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2018年5月 活動報告

▼ 2018年 5月 活動報告 -理事長 森正暁 -

5月の声を聞いた途端、野山を吹く風も爽やかさを増し、街の街路樹の緑も鮮やかに感じられるようになりました。

昨今、外国人技能実習生の数々の問題が発生して社会問題になっています。当センターもこの問題の解消にむけて多少なりとも貢献するために、4月に「ベトナム人雇用セミナー」を開催しました。
今年11月に外国人技能実習制度が改訂されますが、その主な改訂点は
以下の通りです。

① 送り出し国と日本政府間で補償金を徴収している不適切な送出し機関の排除を目指す。
② 管理団体を許可制に、実習実施者は届け出制にし、義務責任を明確にする。
③ 外国人技能実習機構を創設し、法的権限をもって管理団体を検査、指導を実施する。
④ 実習生の保護のため通報・申告窓口を設けて不法行為に対する罰則を整備し、実習先変更支援を充実する。
⑤ 所管庁、都道府県からなる「地域協議会」を設置して、指導監督・連携体制を構築する。

開発途上国の「人づくり」の本来の理念から離れ、「人材確保」の手段になってしまっている外国人技能実習制度の現状を改め、実習生の安全、保護体制を確立することが重要です。当センターも、その一助となる活動を進めていきたいと思っています。

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