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2016年 3月 活動報告

▼ 2016年 3月 活動報告 -理事長 森正暁 -

 

関西地方に住む人たちは本格的な春の訪れを待つのに, “奈良のお水取りが済むまでは”と言い慣わしています。3月冒頭から中旬まで、東大寺の宵闇を飾る大松明の炎が終ると、春の空気が定着するのを知っているからです。

 

ベトナム現地では1月のベトナム共産党の全国大会が終わり、続いて例年のテト(ベトナム正月)連休に入って新春気分に華やぎました。3月に入ると、本格的な新年度の稼動となるのでしょう。

党大会で選出された新任期の指導者は、テト連休の間、全国各地を訪問して有権者と共に新春を祝いましたが、それも終わって3月からは前期5か年計画の総括と共に、今年から始まる新5か年計画遂行のための国会が3月21日から始まるようです。さらに5月には新任期の国会代表を選ぶための総選挙が行われます。選挙後の国会で、初めて新しい国家主席、首相、閣僚などが決定されることになります。

 

新たに党大会で選出された中央委員、政治局員の顔ぶれを見ますと、新しい年代に入れ替わったとの印象が強く感じられます。これまでの国家主席、首相の名が中央委員の中に見当たらず、新政治局員はグエン・フー・チョン書記長だけが再任となりました。准中央委員の中には省ではなく県の党書記という現職の人も見受けられ、一つの世代が終ったという感じが強いです。

 

さて、テトを迎えて、大阪駐在の総領事館では2月を待たず、1月27日に新春を迎えるパーティーをリーガロイヤルホテルで開催。当経済交流センターでも招きを受けて私のほか役員数名が参加しました。ビン総領事の挨拶にもありましたが、指導層の交代と共に新5か年計画の遂行に向かって意欲的な活動が展開されるものとみられます。

今年も現地ベトナムからの訪日代表団が次々に訪れると予測されます。当経済交流センターもその役割を発揮して行きたいと意気込んでいます。

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