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2013年 5月 活動報告

▼ 2013年 5月 活動報告 -理事長 森正暁 -

 

 5月の市街地は街路樹まで、新緑のみずみずしい色合いが爽やかさを引き立てます。向こう1か月ばかりはこの感じが私たちの気持ちまで引き立ててくれるようです。それが過ぎると今度は梅雨のじめついた空気に取り巻かれるのでしょう。日本の雨季ですね。

 ベトナム現地では自然の移り変わりがだいぶ違います。南北に細長い国ですから、地方によって差があるわけですが・・。

 そのベトナムで雨の降り具合が大問題になっています。ハノイやホーチミン市では、5月から10月ごろまでが雨季ですが、中部では大きく違って雨季は10月初めから翌年の1.2月ごろまでがそれに当たります。ベトナム中部ではコーヒー.胡椒が重要な農産物で、世界的に輸出され、外貨稼ぎの担い手ともなっているのですが、今年は全国的、特に中部が深刻な降雨不足、水不足になっているのです。天候不順のため、今年はコーヒーの収量が平年の40-50%にまで減ることが心配されています。大自然の変化は人力の及ぶところではありませんが、順調な天候の回復を祈りたいものです。

 

 さて、3月、4月の現地報道によると、ベトナム国内の経済情勢はジリジリと回復に向かっているようです。特に輸出や消費者物価は快調な指数を示しています。こうなれば、当センターのベトナム支援努力にも張り合いが出てきます。先にお知らせしたベトナム人学生現地採用も、ホーチミン市工科大学とダナン大学の2人の学生の採用が決まりました。また、5月末にインテック大阪で行われる中小企業総合展にも活発な出展があるはずで、現在,出展打ち合わせなどの準備が進んでいます。さらに、国交樹立40周年記念事業の映画製作も、4月下旬に現地の下見など打ち合わせが進行中です。

 日本側の努力だけでなく、ベトナム側も記念事業に力を入れ、先日はベトナム中央テレビがセンターの訪問取材にやってきました。お互いに見事な記念事業を成功させたいものです。

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