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2013年5月のベトナム動向

★2013年5月

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 3月が終わって第1四半期が過ぎ、四半期の経済実績が明らかにされたのではありませんか。

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 その通りで、3月末の閣議では3か月の経済成長率が4.89%と、昨年実績を上回る成果を得ました。また輸出は昨年同期の十数%増。3月の消費者物価指数は9か月ぶりに前月を下回り、問題の金融機関の貸付金利も下方調整が進んでいます。

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 それではいよいよ、景気回復も本格的になってきたわけですか。

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 いや政府としては経済回復の困難は変わらないとの見方です。なにしろ二つの大きな課題、企業の製品在庫と銀行の不良債権の縮小は、なかなか進まず、不動産市場の低迷もまだ先行きがはっきりしていません。
 それに加えて、中部の干害や中国からの鳥インフルエンザの流行が懸念されています。今は、無我夢中で当面の困難に立ち向かっているという段階でしょうね。

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 国家銀行のグエン・バン・ビン総裁が就任直前に、ベトナム経済の抱えている困難は、過去数十年の蓄積によると語ったことがありました。

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 確かにそういう点が、改革の進まない一因になっているでしょうが、最近の明るいニュースとしては、外国の対ベトナム投資が大きく改善したこと、乗用車の国内生産、輸入がともに増勢を見せていることなどが挙げられます。また、国民の生活も今度の初夏の休日のように4月30日の全国統一記念日から5連休というように、ゆとりがある中での奮闘といえるのではないでしょうか。

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 もう一段飛躍する前の障害があるのかもしれません。

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 5月下旬から国会が開かれる予定です。政府としては年頭から今年の経済社会発展計画達成のために、インフレ再発阻止、マクロ経済安定のための施策を数多く出しているわけですが、これらの施策がどうも順調に進まない、効果を上げきれない状態があるようです。

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 それが何故生れているのか。政府も的を絞りきれないようですね。

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 来たる国会では必ず政府報告があるはずですから、その現状分析に注目したいと思います。

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