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2013年 12月 活動報告

▼ 2013年 12月 活動報告 -理事長 森正暁 -

 珍しく11月下旬に大阪市内で初雪が観測されるほど、例年にない寒波がやってきましたが、もはや師走。今年も残り少なくなりました。1年を振り返って見ますと、今年は日本とベトナム国交樹立40周年に当たり、様々な記念行事が両国で行われました。会員の皆様には当センター行事に積極的に加わっていただき、それ以外にご協力と合わせてご支援を頂いたことに深く感謝する次第でございます。

 さて、現地ベトナムでは、年の瀬を控えて第13期第6回国会が10月下旬から開催され、憲法改正、この国の地方に大きな影響をもたらす土地法の修正法など、重要な意味をもつ法案が閉会ギリギリの11月29日まで審議され、採択されました。

 今年のベトナム経済は、世界経済の現状を反映し、以前のように目立った経済成長を見せることなく昨年に続いて地味な回復の一年に終始しましたが、その構造改革のための努力が今年に結実することが期待されています。地味な動きとはいえ今年の経済成長率は5.4%。物価騰貴などの社会的変動を見せることなく今年度の計画目標の殆どを達成しました。企業活動も活発さを取戻し、製品在庫率は低下し、旺盛な輸出稼働が続いています。来年度の成長率目標は5.8%。現在の5か年計画を通じて6%の成長率を実現するための努力が新年から始まるわけであります。

 いや、信念を待たず、年内から動きは始まっています。11月下旬、ベトナム国家経済大学の調査団が来日し、当センターの斡旋で日本経済政策が立案、実施されるプロセスをめっみつに調査するための活動が行われました。

 当センターは、今年度もこのようなベトナム経済発展の推進機関にできる限り協力し、経済交流センターの名にふさわしい事業を展開する決意です。
今年度も引き続く皆様のご協力をよろしくお願い申し上げます。

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