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2012年12月のベトナム動向

★2012年12月

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 11月下旬にベトナム国会が終わり、今年から来年にかけての成長は減速せざるを得ないという現実路線が定まったようですね。

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 今年の予想成長率が5.2%。来年の目標成長率が5.5%というのはやむを得ない選択でしょうね。国会では景気後退を招いた政治指導に問題はなかったかという指摘、批判が続いたようですが、世界的な経済後退の中では政府の努力にも限界があったということでしょう。

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 しかし、今年のベトナム経済の足取りをみますと、厳しい情勢の中でも輸出の実績は悪くないです。

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 それはやはり、農産物の好成績と見ることができます。米をはじめコーヒー、ゴムなどは世界的な輸出記録を出しています。いつものことですが、農業国の実態が経済の下支えをしたということですね。でも工業部門もジリジリ実績を上げ、これに応じて企業活動も新規設立企業数が行き詰まった企業数を上回るところまで回復してきました。

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 それでも海外からの直接投資は一向に伸びないままですね。

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 確かにその通りですが、ここで注目されるのは日本からの投資が今年は集中的に増えて、全体の40―50%を越えるのではないかとみられベトナムからも頼りにされています。

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 一方、心配されている消費者物価指数の方は如何でしょう。

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 微増が続いた夏以後、9月に突然2.2%という跳ね上がりがありましたが、10月はまた1%を切って、0.85%上昇という指数に戻りました。急騰の原因は医薬品、医療サービスの急騰によるもので、食料品などの値上がりによるものではありません。

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 もう今月で今年も終わりとあって、年末から正月(テト)の消費需要の高まりが心配されます。

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 政府もその辺は心得ていて、今年の計画目標に少しでも迫ることと併せて平穏な年末を迎えることが、12月の最大の課題でしょう。

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 11月のアセアン・サミットに出席したグエン・タン・ズン首相も国内の動きが気になって仕方がなかったというところでしょうか。

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 いずれにせよ、新しい年は景況の上昇を祈りたいものです。

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