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3.92016
2016年3月のベトナムの動向
★2016年3月
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1月の党大会の後、テトを挟んでベトナム各地の表情は如何ですか。
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これは北部が中心の話ですが、各地で寒害のニュースが相次いでいます。農作業はもとより、飼育している家畜にも随分被害が出ているほど、記録的な低温だという話です。
避暑地で有名なサパではマイナス3度以下に気温が下がり、雪が降ったということです。
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それは気の毒なことですが、党大会を経ていよいよ政界の動きも活発になってきたと思います。
-B-
当面の予定として、3月21日から第13期国会の最後の会期である第11回国会が開かれるようです。
この国会は第14期国会に向けて橋渡しとなる会期のようですが、指導層の過去5か年の総括と共に、新たな経済発展計画のスタートとなるものとみられます。立法関係でも情報アクセス法や新聞法の修正。それに税務関係諸法の修正法など10件前後が予定されているようです。
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前年度2015年の実績の確定数値はまだ出ていないようですね。
-B-
それも3月21日からの会期で発表されると思いますよ。
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今年に入ってからの経済関係の実績は如何でしょう。
-B-
どうも2月に入ってからの数値はテト連休が9日間となったことからもう一つはっきりしないのですが、輸出入関係では1月の米輸出が前年同月比で108%という話でしたが、やはり農林水産関係はそれほど大幅な変動はなかったようです。原油関係は相変わらずの国際相場ですから、
輸出にはプラスにならず、かえって国内でガソリン値下げが2月3日に実行されています。
-A-
その他の分野ではどうですか。
-B-
テトの賑わいは例年通りで、1月の入国客の動きも、前年同月比で
12.3%の増加が報告されています。国内でもホーチミン市のタンソンニャット空港の利用客数はテト9連休の間に過去最高を記録したということですから、国内景気もまずまずの賑わいを見せたのではありませんか。
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そうすると、新5か年計画前の時期としては着実に上昇を求めて動いているということですね。
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5月にはオバマ大統領がベトナム訪問するそうですから、今少し待ってくださいと言うことです。