BLOG

2022年3月 活動報告

▼ 2022年 3月 活動報告 -理事長 森正暁 -

間もなく春の訪れも近い中、会員各位のご健勝を祈っております。

最近日本のマスコミなどで報道されている話題に、ベトナム人技能実習生の問題があります。

新型コロナウィルス感染という直接的な影響のみならず、その不安定な社会状況が技能実習生の心身状態へ間接的に影響しています。 国、受入企業、監理団体、そして送出機関は、コロナ禍により一変した我が国の外国人労働者を取り巻く環境を改善するために、一体となって取り組んでおり、外国人技能実習生の受け入れ環境は様々な方面で改善の努力がなされていますが、日本に就労していた外国人労働者の一部には再就労できずに失職したケースもあります。

我が国の出入国在留管理庁では、コロナ禍の影響により解雇され、実習の継続が困難となった技能実習生などの外国人労働者に対し、当面の間、特例措置として、最大1年間 の「特定活動(就労可)」の在留資格を許可することとしています。対象者のうち、転職・就職先を見つけることが難しい場合は、国のサポートによる求人事業者とのマッチング支援も受けることができます。また、本措置で1年間在留した方であっても、帰国が困難な場合には、56ヵ月以内で在留期間の更新が可能となっています。

雇用先の企業で暴力を受けたケースや突然の解雇で帰国することもできず事件を起こしたケースもあり、社会問題となっていますが、当センターとしても協力し、問題の解決に少しでも役に立ちたいと考えております。

関連記事

ページ上部へ戻る