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2014年 3月 活動報告

▼ 2014年 3月 活動報告 -理事長 森正暁 -

2月も下旬近くまで寒気が見舞い、関西も低温、北日本では大雪で、東京を含め各地で雪の被害のニュースが続きました。3月の声を聴くと、さすがに大阪でも寒気が弛んで、いよいよ春を待つばかりといった空模様です。

 さて、ベトナム現地では1月末からテト休暇に入り、年に一度の賑わいが全国的に続きました。ただし、本格的な経済回復にはまだ距離があり、テトのボーナスを出せなかった企業が全国で420社に及ぶと伝えられています。

しかし、1月の経済情勢は決して不振の色を見せているわけではなく、まずまずの賑わいの中で、自動車の販売台数が10か月連続して増え続けていること、民間航空のベトジエット社が64億ドルでA320型機を63機も購入することなど、結構景気の良い話も伝えられています。また、ハイフォンでは東南アジア随一の長大海上大橋が具体化し、ハノイ=タイグエン間の高速道路も起工されました。

 

「2014年の経済情勢をどうみるか」という記事が現地の新聞雑誌を賑わわせています。世界経済の雲行きも絡んでくるため、あまり無責任な観測をする経済専門家は少ないようですが、おしなべて昨年より一段と前進という見方が主流のようです。

 日本との関係について言えば、ホーチミン市のタンソンニャット空港の後継と位置付けられているドンナイ省のロンタイン空港建設プロジェクトに、日本のODA資金の提供が検討されているとのニュースが伝えられています。

 相変わらず、日本の貢献はODA資金を通じて、というパターンが繰り返されるようですが、このプロジェクトに限ってはベトナム南部の発展にこれまでにない貢献をするものと期待されており、ぜひこれを弾みに日越両国の協力ぶりを具体的な形で示してほしいものです。大きな話なので,当経済協力センターにも余波が及ぶでしようが、楽しい話になることを期待します。

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