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2014年6月のベトナムの動向

★2014年5月

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5月20日から第7回国会が開かれていますが、その前に南シナ海でとんでもない紛争が起きましたね。

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そうなんですよ。5月初めにベトナムが言う排他的経済水域内に、いきなり中国が石油掘削装置のリグを闖入させ、これに抗議するベトナム側の公船と中国側の艦艇との間に激しい衝突が発生したわけです。

-A-
中国がかねて南シナ海のほとんど全域を支配しようとしていることは広く知られていますが、なぜ突然国際社会の反発もはねつけてこんな紛争を起こしたのかと思います。

-B-
5月のASEAN外相会議、首脳会談でも当然批判の声が高まり、ベトナムはフィリピンと提携して国際的な批判の声を高めようとしています。また、ベトナムは国連への提訴も視野に入れて行動すると予想されます。中国外務省はこれまで、ASEAN諸国との友好を重視すると何度も繰り返してきましたが、今度の紛争がこれまでの自らの努力をすっかり帳消しにするほどの問題だとうことは良くわかっているはずだと思うのですが、今のところこれは中国の主権の問題と繰り返すだけです。

-A-
今のところは国際世論にかまわず、自国の論理と計画に沿って南シナ海の実効支配を進めるというのが中国の姿ですね。

-B-
我々としては過去の国際経験から、この企ては高いものにつきましよと言うほかはないのですが、20日から開かれている国会でも、第一の優先議題になることでしょうね。

-A-
今度の国会ではほかにどんな問題が注目されますか。

-B-
一言でいえば経済回復の加速と前国会以来の突破口政策推進というところでしょう。種々の指標では、経済回復の前進がようやくはっきりしてきたところです。特に消費者物価の安定ぶりは、これが定常化すればどれほど経済全体の安定に貢献するかと思われますね。

-A-
それだけに招かざる国際紛争に係るのはホントに迷惑だということですね。

-B-
その通りですよ。国会で政府報告に当たったグエン・スアン・フック副首相も、南シナ海紛争を最大の難局として挙げ、その克服に全国民の心を一つにした団結を呼びかけましたが、悲壮な印象ですね。

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