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2013年2月のベトナム動向

★2013年2月

-A-
 前号で新年のご挨拶を申しましたが,今号はテトを迎えての話ですね。1月の動きは如何ですか。

-B-
 もともと旧正月を年のスタートと考える国柄ですから、陽暦の1月は新聞紙面も変わり映えしません。
 しかも今年はグエン・タン・ズン首相の新年メッセージが「経済構造と成長モデルの弱点を解決する速度が遅い」との見方から、マクロ経済は真の安定に至らず、インフレの再発もあり得るとの警告を発したものですから、例年になく引き締まった空気の新年になりましたね。

-A-
 昨年の成長率が5%がやっと、という状態でしたから、「呑気にしていると経済建設どころではなくなるぞ」ということですかね。

-B-
 確かに指導部は緊張感を持った経済運営が必要と思っているでしょうね。詳しくは今号の別掲記事を見ていただくとして、大きなニュースとしては先の国会での一般の意見を集めるという決議に応じて、修正憲法の草案全文が1月2日に正式発表されました。

-A-
 修正憲法の草案は、驚くような内容ですか。

-B-
 驚くような変化はないようですが、1992年以来の国内情勢の変化はきっちり書き込まれています。例えば民主主義、法治国家、人権に関する規定も拡充されています。ただ、共産党を指導的勢力とする規定は維持されていますね。

-A-
 それではこれから広く一般市民の意見を集めるわけですね。

-B-
 そうです。この意見集約に昨年の経済不振や国有大企業の不祥事への批判がどれだけ混じり合うか、注目されます。

-A-
 ところで新年にはいつも発表される昨年の経済実績が、どの新聞にもまとめていないようですね。

-B-
 政府の方針なのか、速報での発表が見当たらないようですが、確かに成長率は目標に達しませんでしたが随分頑張ったなと思われる実績もあるのですよ。

-A-
 例えばどんなことですか。

-B-
 輸出は年間一千億ドルを越え、いつも苦しんできた入超が出超に転じ、為替レートは安定し、年間物価上昇率は7%を切るなどですね。

-A-
 結構な点もあるだけに、それはそれで評価するべきですよ。

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