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2011年12月のベトナム動向

★2011年12月

A-11月26日に今期第2回国会が終わりました。いつもの国会より会期が1週間長かったですね。

B-新しい国会代表が本格的に国政審議をするのは初めてですから、いろいろ丁寧なお膳立てをしたので会期も延びたのでしょう。特に代表からの質問への応答は3日間をとりましたからね。

A-審議は来年度の経済成長目標をはじめなかなか複雑な議題が多かったということがあります。

B-経済社会発展計画は、来年度と2015年までの5か年計画の二つがあったわけですが、来年度の成長目標は6-6.5%と内輪めに設定されました。しかし、インフレ制圧という最大の目標は10%以下という大胆な設定です。

A-確かに大胆な目標ですが、この2,3か月は大分沈静してきたのではないですか。

B-そうですね。8月以降、消費者物価指数は上昇率が1%以下で、特に10月、11月は微増というところ。年間の上昇率も18%以下になる可能性もあるようです。

A-ドル相場も安定してきたようですし、政府の努力が報われてきたようです。国会以外ではどんな動きがありましたか。

B-ベトナム国内ではありませんが、インドネシアのバリで行われていたASEANやEASの会議では、南シナ海の領海問題は紛糾のタネにはならなかったようですね。10月のグエン・フー・チョン書記長の中国との会談が大きな意味を持ちます。

A-その他には如何でしょう。

B-経済再構築の中にあることなのか、ハノイとホーチミン市の証券取引所が統合されるという話があります。これは当然、まだ正式な決定ではありません。そのほかには、ホーチミン市でサイゴン川の底を潜るツーティエムトンネルが開通し、このトンネルを含む同市の東西高速道路も完成に至ったというので、盛大な祝典が行われました。

A-日本もそれなりに協力したプロジェクトですから、これはお目出度いニュースです。

B-この調子でインフラ建設が進むといいのですがね。

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