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2010年8月 活動報告


▼ 2010年8月 活動報告 -理事長 森正暁 -

 

 今年の梅雨は終わり際に前線が大暴れし、各地で犠牲者が出るほどの爪跡を残しました。いよいよ盛夏です。暑いのは当然としても、順調に豊作をもたらす天候が続いてほしいものです。会員の皆様には、紙上から暑中見舞いを申し上げておきます。

 

 さて、ベトナムでは7月に入ると同時に、今年の上半期の経済実績が明らかにされました。3月までの第1四半期の経済成長率が、昨年来の内外の厳しい情勢を反映して5%台だったものが、上半6ヶ月の実績は6.16%にまで上昇しています。さらに下半期を展望して、グエン・タン・ズン首相は6.5%以上の年間実績を実現するために閣議で政府機構全体の努力を要請しました。

 努力点のひとつに、拡大した貿易赤字を縮小するための輸出振興があります。おそらくこれまで安定して発展してきた日本の市場には、一層の売込みがかけられるでしょうし、経済協力の強化が至上命題となるでしょう。

 下半期の経済充実には、春の国会で果たせなかった南北高速鉄道実現の願いが込められているかもしれません。秋の国会で来年の情勢予測が行われるのは確かですが、この願いが再度提起されるかどうか、注目されるところです。

 いずれにせよ、このような情勢下では当センターの役割も重さを加えます。夏のうちにその瀬踏みの努力も強めたいと考えています。

 

 暑いうちに、前号で記したベトナム側の日本事情視察の要請も本格化するとみられます。同時に、新しく会員に加わっていただいた企業からは、ベトナム進出を前提に現地事情把握の希望も出されています。こうなると、涼しくなるのを待っておれずにいろいろな活動計画を具体化することが必要です。センターのスタッフには、今からその準備に取りかかってもらっています。

 センターのスタッフはもうひとつ、重要な仕事の取り組みに当たっています。この9月にはニュースが200号を迎えますが、10月の201号からは本格的なウェブ化に移行するため、その作業に奮闘しています。すでにテスト版のサンプルは完成しており、ホームページを通じてご覧になれるようにしています。

 9月に入ると早々に、ベトナムの建国記念日が訪れます。今年も日本ベトナム友好協会と連携して、盛大な祝賀の機会を設けたいと考えています。

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