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2010年12月 活動報告


▼ 2010年12月 活動報告 -理事長 森正暁 -

 

 いよいよ12月、年の暮れも間近かに迫りました。今年1年を振り返って見ますと、会員の皆様が当経済交流センターの活動に寄せていただいたご支援の数々が思い起こされ、今更ながらご協力の大きさに感謝の言葉もありません。来年も変わることなく当センターを支えていただきますよう心からお願いいたします。

 

 さて、先月号で少々触れましたが、11月中旬に1週間ばかりベトナム各地を駆け回ってきました。例年、現地の代表事務所を訪問してスタッフの人たちを激励し、次の年の活動方針を話してくるのですが、今回は少し内容が異なり、会員の方から託された用件の解決にあたったわけで、収穫の多いベトナム訪問となりました。

 それというのは、ベトナム側でも今問題になっている進出企業の排水処理の問題、
レアアースを含めた鉱産資源開発の問題、それに日々深まる都市化の中で女性の美容教育施設開設の問題等々、8件に及ぶ日本側からの進出企画の実現についての相談です。ハノイ代表事務所のソン代表、ホーチミン市では南部中小企業支援センターのフン所長と会談し、これらの問題提起にどう応えるか、まず実態調査に取り掛かることで一致しました。

 この間に中部のダナンをも訪れたのですが、同市人民委員会投資局の日本課では、日本からの進出問題の応対とあって熱心な会談が行われ、ヒエウ日本課副課長さんは当センターに日本、少なくとも西日本のダナン代表部になって力を貸してくれとの話になりました。同市人民委員会議長、つまりはダナン市長さんはたいへんな親日家だそうで、今年中にはダナンからの日本空路も開設されるだけに、大いに対日関係を強化したいとうのが持論だそうです。

 折からベトナムでは国会開会中で、旅行中に来年度の経済成長目標が可決されました。新5ヵ年計画の初年度であるだけに、今年を上回る経済成長を成し遂げるための日本への協力の期待が強まることは確かと考えられます。今年は、ベトナム商工会議所の農業関係、ハノイ市の都市開発・運営関係、科学技術省関係、それにベトナム国鉄の視察団、調査団のお世話に当たりましたが、来年はこれにも増して当センターへの協力依頼があるものと思われます。また、日本からもベトナム現地の成長意欲を直接受け止める視察団派遣を企画したいところです。

 年が明けると、早速“テト”、ベトナム新年の行事が始まります。来年1年も賑やかな年になりますよう、皆様のご協力をお願い申し上げます。

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