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2009年4月のベトナム動向

★2009年4月

A今年も2ヶ月を経ましたが、1月に総崩れになったベトナム経済は、回復の兆しを見せたでしょうか。

B3月初頭に開かれたベトナム政府の閣議では、種々の指標の動きから「回復の兆し」を見せたと評価しています。まず工業生産は2ヶ月で前年同期比2.5%アップとなりました。輸出も同じく5%減まで回復、輸入は43%減で当然出超になりましたが、輸入抑制といっても国内生産に欠かせない原料や設備もあるわけで、収支黒字を喜んでばかりはいられないという意見も出ています。外国投資誘致は2月実績が急伸して、2ヶ月平均で前年の70%にまで回復しました。

着実に実績が回復するのは結構なことですが、気になる点というのはないのでしょうか。

Bそれはやはり、二三の懸念材料があります。第1に、2月の消費者物価指数が前月比1.17%とかなり大きくアップしたということです。第2に、失業者の増加です。物価のほうはこの程度ならそれほど心配することはないと言われますが、失業者のほうは、ホーチミン市内の工業団地、輸出加工区で3万人くらいが予想されています。北部のハイフォンでも増加傾向が見えます。 先月から首相は不況押し戻しを何よりの重点に置いていますね。

確かにグエン・タン・ズン首相はこの一月あまり、各分野で不況押し戻しを何よりの重点とした対策を講じています。何といっても世界的な不況の中での努力ですから、自ずと限界がありますが、それでも明るい話題として、オーストラリアとニュージーランドの貿易相がベトナムを市場経済国と認める意向を明らかにしました。WTO加盟後も何かとこの点で不利な扱いを受けたのですが、これによって大いに助かる場面が考えられます。

明るい話題といえば、中部のズンクアット精油プラントが本格始動に入ったようですね。

近年の石油暴騰では、産油国でありながらガソリン値上げで苦労したベトナムですが、これからは違うと言うことですね。

先月から話題になっていましたが、日本のODA再開のニュースはまだ余波が続いていますか。

このところハノイやホーチミン市に日本の経済団体の視察団が次々に来るのですが、副首相や人民委員会議長から手厚い歓待を受けているようです。ベトナムとしてはこれを機会に日本との経済協力をさらに進めたいところでしょうから。

日本も楽ではありませんが、この際、ベトナムの力になれれば結構なことです。

これが実を結べば何よりですね。

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