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2007年9月のベトナム動向

★2007年9月

A-新しい国会代表による国会が7月下旬から開かれ、8月に入って大幅な閣僚人事の変更、省庁の再編が行われました。

B-先月も若干触れましたが、省庁再編は予想を上回る大規模なもので、しかも8月中に再編後の公務を安定させようということらしいので、これは大騒ぎになっていると思われます。閣僚も半数近くが交代しましたし、組織再編は本文ニュースにもあるとおりかなり大掛かりなものです。

A-この大規模な政府機構の改革は、どんな目的をもっているのでしょうか。

B-やはりWTO加盟後のベトナムにとって新たな経済発展をめざさなければならないわけですが、それを取り仕切るグエン・タン・ズン首相にとって本当に効率的な政府を確立したいという強い希望が今度の改編に現れているのではないかと思われます。

A-確かに、2020年までに近代的な工業国への脱皮をめざすのが、一つの国是になっていますからね。

B-現実には、先進国が百年以上かかった近代化を、遅れたスタート地点から数十年でやりきろうというのですから、苦労に満ちた道筋であることは確かです。 しかし、ドイモイ実践のこれまでの20年は、それが決して夢ではないと実証していますよ。

A-それにしても、ズン首相のエネルギッシュな活動には感心します。8月はじめの国会閉幕からわずか半月の間に、インドネシア、フィリピン、シンガポール、ミャンマー、ブルネイのアセアン5カ国を歴訪しましたね。

B-正式再選後のご挨拶という1面もありますが、各国の元首との会談記事を見ますと、なかなか濃い内容があるようです。問題含みのミャンマーでも、経済協力をさらに発展させ、今年11月にはハノイ=ヤンゴン間の直行空路開設まで合意しています。もう一つは、どのような会談だったか明らかではありませんが、石油開発が話題になっているようです。

A-なるほど首相は大奮闘ですが、その他の国内の動きはいかがでしょう。

B-問題の消費者物価の動きですが、なかなか騰勢を抑え込むところまではいっていないようですね。7月も1%近い上昇がありました。ただ注目されるのは、物価上昇の中心とも言える石油高騰にストップをかけるため、財務省が価格介入をして半強制的に小売価格を下げさせたというニュースがあります。その効果のほどが注目されます。もう一つは上旬に台風がベトナム中部各省を襲い、死者数十人を出したという傷ましいニュースがありました。現地の早い復興を願いたいと思います。

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