▼　2014年 7月　活動報告 －理事長　森正暁 －

ようやく梅雨空が退き、夏の訪れが本格化することになりそうです。猛暑の到来近しということで、会員の皆様も暑さを体力強化の機会として活用されることを祈ります。

熱いといえば、東シナ海、南シナ海でのホットスポットの報道が続きます。あまり望ましくないことですが、メディアのフィルターが働いているのか、中国からの声として若い軍高官の勇ましい意見が伝えられているのは気になるところです。

それはそれとして、南シナ海では中国の石油掘削装置持ち込みを巡る騒ぎはなかなか収まりそうもありません。伝えられるところでは、この海域での掘削装置の稼働は8月末ごろまで続くそうですが、相変わらず100隻を越える中国の艦船が周辺を警備し、ベトナムの海上警備船の立ち退き要求に応じていないようです。

紛争は今のところ領海の範囲を巡る問題に集中していますが、これが経済問題にまで影響するようでは、ベトナムの経済建設にも影響するでしょうし、
早く収拾を図る動きが顕在化してほしいものです。

さて、当経済交流センターの動きをご報告しますと、当方がお世話に当たっているベトナム鉄道労働組合のフオン議長の一行は、全ての日程を終えて
6月24日、無事帰国の途に就きました。日越双方は訪問の機会を交換するたびに、友好がいよいよ深まっていく印象が濃くなります。

一方、今度は当センターの方が参加する催しとして、7月18日に行われる中小企業Xコンサルタントマッチング会がJICA関西と大阪商工会議所の主催で行われます。海外進出企業が現地の環境にうまく適応できるようにお世話するのは当センターの主な業務ですが、より広い範囲で中小企業の展開支援制度を勉強し、事例発表に学ぶ機会として積極的にこの催しを活用できればと思っています。得た内容は積極的に皆さんに還元するつもりです。