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2021年9月 活動報告

▼ 2021年 9月 活動報告 -理事長 森正暁 -

大阪に3回目のコロナ緊急事態宣言が発せられております。
会員の皆様にはどうぞ安全にお過ごしになられますよう祈っております。

JETROの情報(8月23日付ビジネス短信)によれば、最近のベトナムにおいても、以下のように非常に厳しい状況にあります。

ベトナムの首都ハノイ市は、8月21日、新型コロナウイルス対策の首相指示16号に沿った厳格な社会隔離措置を市内全域で9月6日午前6時まで15日間延長すると発表しました。2度目の延長で、同措置は7月24日に開始して以降、適用期間は1カ月半に及びます。
人口825万人のハノイ市では、直近7日間の新規感染者が、1日平均50人ほどで推移しています。同市によると、感染の抑え込みが一定程度進む一方で、外出規制の違反や新規感染が継続的に報告されているほか、ベトナム南部での感染拡大が止まらないため、今回の措置となりました。
この措置は、ハノイ市内の小売り・サービス業のほか、製造業にも影響を与えています。同市ドンアイン区では、8月12日から、工場の操業継続には従業員の宿泊が必要となり、同区にある日系工業団地の入居企業は、従業員へのPCR検査、宿泊設備や食事の手配などの準備に奔走しましたが、工場の稼働率の低下は避け難い状況です。周辺の区でも近隣区との往来を制限する措置が実施されており、従業員の通勤にも支障が出ている模様です。

ベトナムの感染者は、8月23日朝時点で累計34万8,059人。8月21日の感染者は過去最多の1万3,417人となっています。そして、死者数も増加しており、感染者数全体の2.4%にあたる8,277人が死亡しています。
また、ホーチミン市やビンズオン省などの南部地域を中心に状況が深刻化しており、ホーチミン市は首相指示16号に沿った社会隔離措置を7月9日から開始しましたが、感染減退の兆しが見えず、9月15日まで同措置が延長されたほか、8月23日からは外出制限措置が強化されています。
中部の中核都市ダナン市においても、8月16日から実施している社会隔離措置の適用期間が同26日まで延長されており、同市内の日系企業によると、この措置を受けて、多くの工場が稼働率30%以下に落ち込んでいる模様です。また、ダナン市からハノイ市、ホーチミン市への旅客便が現在運航されておらず、ビジネスや緊急時の対応に影響が出ています。

一日も早い終息を心から祈っております。

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