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2016年1月のベトナムの動向

★2016年1月

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新年おめでとうございます。

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おめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。

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早速ですが、昨年12月中旬、ベトナム共産党の第13回中央委員会総会が開かれ、新年早々の第12回党大会の準備に入りましたね。

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党大会がいつ開かれるのか,やきもきしていたのですが、これでやっと大会が開かれる段取りとなりました。日程的には5年前の11回大会当時と似ていますね。さて今度開かれた中央委員会総会では、この5年間の総括と向こう5年間の經濟-社会発展計画、つまりはその間の政治の在り方=政治方向が論議され、大会直前まで詰められることになり、併せて新しい中央委員の選出準備も行われることになります。年末ぎりぎりまでご苦労様と言うわけです。

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昨年秋の第13回国会では、ズン首相が過去5年間の総括や新しい5か年計画の目標、指標まで公表しましたが、正式には今度の党大会で本決まりになるわけですね。

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今年の5月22日に国会代表選挙も予定されています。国の指導幹部が入れ替わるわけです。

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そのことからすると、やはり党大会で方針も幹部人事も決まるのが自然な流れですね。

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国家機構としては、5月に予定される国会代表選挙で選出される国会代表の中から国家主席、国会議長、首相が選出される流れとなりますから、今度の大会では党人事だけに限られることになります。しかし、党の書記長、政治局の顔ぶれは決まりますので、新しい国の最高幹部はほぼ見当が付きますね。

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さて、この対談の段階ではまだ昨年2015年の經濟社会発展の実績は明らかになっていないわけですが、昨年の各分野の発展実績はどんな数値に到達したのでしょう。

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それは現段階では推測のほかはないのですが、昨年末の頑張りはかなりのものだったようですよ。昨年の第3四半期以来の奮闘は、四半期経済成長が随分好調だったようですし、貿易面では輸出が好調で、税関総局のデータでは11月までの輸出額は1482億ドル、輸入は1551億ドルに達し、入超は20億ドル台に縮小したようです。正式発表が待たれますね。

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