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2015年10月のベトナムの動向

★2015年10月

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いよいよ10月20日から、秋の国会が始まります。今度の国会での目を引く問題を教えてください。

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毎年秋の国会は、その年の9月ごろまでの実績を基にして通年の成果を予測し、そこから翌年の經濟-社会発展計画の目標・指標を発表するのが通例になっています。今年はそれにとどまらず、2020年までの公共投資計画も明らかにされることが期待されます。

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その背景になるのが、今年夏からの最高幹部の外遊で、来年の世界の經濟情勢の予測も盛り込まれることになりますね。

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そうです。今年の夏はベトナム共産党のグエン・フー・チョン書記長がアメリカや日本を訪問し、東南アジアとの関わり合い、援助の見通しなども首脳会談で話し合われました。大切な年の内外情勢の見通しも政府報告で明らかにされるでしょう。

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経済成長だけでなく最近の問題も国会論議の対象になるでしょうね。

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例えば今年の農業分野が受けた打撃の問題、国内労働者の最低賃金の問題など、政府の悩む問題も提起されなければなりません。

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昨年からの課題である企業活動の活発化も論議になりますね。

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8月末の国家銀行の報告では、不良債務も次第に縮小し、企業への貸出残高増加率も二桁台に乗ろうとしています。問題は貿易収支の状況で、輸出はそれなりに伸びているのですが、特に中国の經濟・財政の変化により、それでなくとも入超がひどい対中貿易の影響もあって輸入の伸びが大きく、貿易収支は30億ドル台の赤字が続いています。この改善がどれほど進むかが肝心な点です。

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国内経済はどんな様子でしょう。

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8月も消費者物価指数は前月比で降下し、昨年末比の指数の動きはほとんど上昇率1%を上回らない状況です。その原因の一つに石油製品の世界的な不況があり、ガソリン値下げが繰り返されています。

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ガソリン値下げは国内経済にはプラス要因ですが、輸出面ではマイナス要因になりますね。

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ベトナムの折角の原油開発も、輸出量は変わらなくても値下がりで輸出額が大幅に下がるというのが、品目別の輸出実績の実情です。貿易面での悩みは深いですね。

 

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