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6.172013
2013年6月のベトナム動向
★2013年6月
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5月20日から第5回国会が始まりましたね。
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6月の20日前まで1か月ほどの会期が続くわけですが、グエン・シン・フン国会議長が開幕演説の中で世界の経済情勢が回復を始めたようだと述べているのが印象的でした。ベトナムももう長い間経済不況が続いていますから、不況を脱したいというのは国民全体の希望でしょう。
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今度の国会の課題としては、どんな問題が挙げられていますか。
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フン議長が挙げたのは、憲法改正問題、経済・社会の発展、医療・教育問題、汚職防止対策、それに前国会で論議決定された高位指導層の信任投票の5つです。採択を予定している立法案件も10件あります。
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その中で論議になるのはどんな問題でしょう。
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立法関係の中の企業所得税法、付加価値税法の修正案件ではないでしょうか。この2つの法律は言ってみれば今最も一般世論が気にしている減税規模を確定するための法案なのです。
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確かに企業所得税を何%にするか、何時から減税するか、ですね。
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現行の企業所得税率は25%ですが、これを20%にというのが経済界の大合唱。来年からという実施期日を7月1日からにせよというのが民間からの声ですね。
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雲行きは如何ですか。
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時期はともかく税率の方は20%グループの勢いが強いですね。なにしろフン国会議長もその一員ですから、声は大きいですよ。
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なるほど。憲法改正問題の方はいかがですか。
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出るべき意見は出尽くした感がありますね。今年中に改正草案の成案を得るというスケジュールですから、次期国会で最終案が決まるかもしれません。それもこの国会での論議内容によりますがね。
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国名から社会主義を外すという意見が出たというのでちょっと驚きましたが。
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ベトナム現地にいると、それほどこだわることもないのではないか、どちらでも良いのではないかと思ってしまいます。いずれにせよ、皆さん苦労を重ねておられるのだから、信任投票も好結果で終わってもらいたいものです。