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2012年 4月 活動報告

▼ 2012年 4月 活動報告 -理事長 森正暁 -

 

 いよいよ陽春4月。今年は3月中旬になっても寒波が続き、春の訪れを待ち兼ねましたが、どうやら例年並みの気候となりました。しかし今年は3月に東日本大震災の1周年を迎え、全国的に犠牲者をしのぶ浮ついたところのない厳粛な春となったことが特徴です。

 

 ベトナム現地では農業、工業、サービスの各部門にわたって国内経済がまず好調な春を迎えているようですが、日本との関係では日本の経団連が500人という大ミッションで東南アジア歴訪の第1にベトナムを訪れたことがニュースとなりました。さらに今春、日本の対ベトナム投資がプロジェクトの件数でも投資総額でも各国の中でトップに立ったことも、対日関係の上昇を示すものと受け止められているようです。

 

 そんな両国関係の続く中で、今年も3月末に当日本ベトナム経済交流センターの定期総会が開かれ、出席された会員の皆様の総意によって、今年度のセンターの活動方向を決めていただきました。総会の詳しい模様は来月号でご紹介しますが、今年の特徴は日越両国間の人材区流、現地での人材養成が中心話題となり、総会で披露された、これまでこの分野で経験を積んだ方々のお話が非常に示唆に富む内容で参考になりました。

 日本にはベトナムから多くの留学生、研修生が在住しています。その中から今後の両国関係に重要な役割を果たす人も含まれているはずで、日本での経験を今後に生かしてもらうために、日本側ができることは何かということをこの機会に考えてみたいところです。

 

 当センターでは今年も多くのベトナム訪問・視察団を送る企画を立てていますが、その第1陣として、来月にはJR西労組の訪問団が現地を訪れます。実り多い視察旅行になるよう、今から期待しています。

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