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2012年 8月のベトナム動向

★2012年 8月

A-6月が終わって今年上半期の経済実績が明らかになりましたね。

B-確かに上半6か月の実績が明らかになりましたが、経済成長の成果は4.35%、工業生産の伸び率は4.5%と言ったところで、例年に比べて実績が低いのは事実です。
   しかし、輸出は前年同期比20.8%の伸び、いつも問題になる入超は輸出総額のわずか2.9%と堅実な歩みで、この間企業の在庫も大きく減少しています。消費者物価指数も6月が38か月ぶりに下降に転じました。

A-表面的にみれば、実績の低さが気になりますが、それだけではなく、政府としてこの期間を利用した経済再構築の意欲が見て取れますね。

B-そんな印象を受ける昨今です。ベトナム政府はこの期間に経済転換の中長期政策を練り上げ、これまでに残った経済の水ぶくれを一掃したいと考えていると思われます。同時に、農業関係では土地政策の大胆な転換を図り、農民には土地交付の期間を延長して安定的な経営を任せ、同時に大規模な農地の集積もできるような措置も取る方針のようです。

A-しかし下半期に経済困難が簡単になくなるとは言えないでしょう。

B-それはそうですね。年間の成長目標は変更されていませんが、政府の高官も今年の成長目標実現は難しいと公言しています。第一、雇用創出も上半期の実績は目標の38%に過ぎません。

A-その他にも上半期の積み残しはいろいろあるでしょうが、もう一つ大きな動きは南シナ海ですね。

B-先の国会最終日にベトナム海洋法が制定されてから、中国の反発の動きは急ですね。さらに注目のアセアン外相会議でも、議長国のカンボジアが中国寄りの采配を振り、領海問題の決着は先送りされてしまいましたね。

A-今度の外相会議では、ベトナムもさることながらフィリピンの強硬ぶりが目立ちました。

B-ベトナムも領海とかぶる海域で中国の石油開発プロジェクトが国際的に公表され、これからの両国間の交渉が注目されるところです。今すぐに物騒な動きはないと思いますが、穏やかな解決が望まれます。

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