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2012年 7月のベトナム動向

★2012年 7月

A-6月21日に第13期第3回ベトナム国会が終了しました。今度の国会の注目される点はどんなことにあるでしょう。

B-先月のこの欄では今国会の焦点が景気対策にあるだろうと申し上げました。まさにその通りで、会期の終わりに総括答弁に立ったグエン・スアン・フック副首相は、会期最中の5月度の経済実績の数値を挙げて説明を行ったほどでした。

A-6月で今年は折り返し点で、半期実績が明らかになる時節ですね。

B-フック副首相は最初の政府報告でもそう言っていましたが。これだけ世界中が不景気の中にあるというのに、ベトナム経済は年初からジリジリと改善に向かっているのです。第1四半期の経済成長率が4%だったのに対して第2四半期は4.5%。上半期をならして4.31%というところです。インフレ傾向も制御され、上半期の消費者物価指数はこの3年で最も低い約3%の上昇にとどまりました。金詰まりの主因と言われた高金利も、第1四半期より2~3%下がったのではないでしょうか。

A-これで各企業が一斉に順調な経営に入ってくれれば申し分ないのですが・・・。

B-少なくともお手上げの状態に入ってしまった企業が少なくなって来たようです。国会も政府が進めてきた景気対策を後押しするように、減税規模を承認する決議を行いました。

A-そのほかに目立った動きはありましたか。

B-最終日の6月21日に、ベトナムの領海法ともいうべき海洋法が採択されました。早速中国から反対の声が上がっていますが、要は南シナ海のホアンサ、チュオンサ両群島の領有権を宣言するとともに、沿岸の領海、FEZ、大陸棚の範囲を明確にし、この海域を通行する軍艦の連絡を要請しています。ただ、これまでもベトナムとして主張していたように、海域で紛争が生じた場合は、話し合いを通じて平和的に解決するという姿勢は明確にしています。

A-これでまたひとしきり国際的な主張合戦が激化しますね。

B-早く穏やかな海域になってほしいものです。

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