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2011年 5月のベトナム動向

★2011年 5月

A-3月国会が終わったあと、政局に影響するような大きな出来事は起こりませんでしたね。

B-そのとおりです。4月は全国的に5月22日が投票日の国会代表選挙の準備に追われています。今度の選挙は国会代表とともに各級の人民会議代表も一緒に行うので、その準備が大変ですが、候補者の選考会議もほぼ終わったので、投票日まであとは各候補者の選挙活動を待つだけということになります。

A-その他の動きは如何でしょう。

B-それは何と言っても、現在のインフレ状態をどう解決するかということです。3月までの第1四半期の物価上昇率は昨年末比で6%に達しました。閣議でも、インフレの抑制とマクロ経済の安定を最優先課題として取り組むということです。

A-具体的にはどうなりますか。

B-先ずは通貨引き締め、金融機関の利率制限が今とられている対策です。国内通貨ドンは対ドルレートが不安定で、ドル高が続きましたが、ドル預金の利率制限で商業銀行のドル手持ちが増え、闇相場が縮小しました。

A-その他には、どんな措置が講じられていますか。

B-大きなところでは、政府の債務を増やすような公共投資の削減があります。さらに輸入制限、市場管理の強化、密輸取締りの強化などが挙げられます。ガソリンは値上げされたのですが、それでも近隣諸国より安いので、密輸が増える恐れがあります。総じて多少経済成長率に影響があっても、先ずインフレを押さえ込んでしまおうというのが政府の姿勢です。

A-それでは市民の生活に影響が出ませんか。

B-その辺はかなりきめ細かい手立てが取られ、電気料金が上がれば貧困世帯には補助金を出し、公務員の最低賃金も引き上げる手筈です。

A-確かに昨年は景気後退阻止のためにかなり大幅な財政出動がありましたからね。

B-幸い今年に入ってからの輸出はかなり好調のようで、観光客の入国も多いようです。ただ、若干不安なのは降雨不足で水力発電が落ち、電力不足が解消しないことですね。当分、悩みは尽きないと言うことでしょうか。

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