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2007年12月のベトナム動向

★2007年12月

A-11月下旬にベトナム国会が終わり、あとは年末に向かって今年度の成長目標達成のための奮闘展開ということになりますね。

B-そうです。まずはそれが何よりの課題で、ズン首相も閣議で政府部内を叱咤激励しています。同時に当然ながらその他の分野の課題もあるわけで、11月は外交の月であったとも言えるでしょう。

A-マイン書記長の訪韓、ズン首相のアセアン+3サミット出席、チェット国家主席の日本訪問と続きました。

B-中でも注目されるのは、マイン書記長の韓国訪問です。書記長はつい先日、北朝鮮を訪れたばかりで、朝鮮半島の南北両国を連続して訪れたのは、今の朝鮮半島の動き、6者協議の成り行きとも関係するのではないかという見方が強いです。現に韓国訪問を終えた日に、同行したチャン・バン・ファン党中央対外委員長は随行記者団に、「ベトナムは朝鮮半島問題に積極的に貢献する意欲がある」と答えています。

A-もう一つはチェット主席の訪日ですね。当然、盛んな歓迎を受けましたが。

B-日越間では現在経済連携協定の交渉が続いていますが、その交渉促進と併せて、カントー橋事故の共同解決のように今後も貿易投資、ODA援助の継続などにこの訪問が役立ちました。

A-これらはいずれも結構な話ですが、ベトナム国内では中部各省の水害が心配ですね。

B-10月から降り続く雨は、中部のビンディン省からカインホア省にいたる広範な沿海地方の河川水位をなかなか下げません。一時的な災害とは違って、現在は住民の食料補給、防疫問題などが課題になり、中央、地方の当局ともに懸命の努力を続けています。中部高原の各省を含めて、道路の陥没、浸水など交通輸送路の損傷も大きな痛手です。

A-国内問題といえば、注目されている消費者物価指数は10月で8.12%と、8%を超えましたね。

B-消費者物価の上昇を経済成長率以下に抑えるというのが、今年度の重要目標の一つですから、政府もあらゆる手立てを尽くしています。しかし、11月、12月の2ヶ月間の成長率と物価上昇率のせめぎ合いは、物価上昇率の動きの方が、国際市況の動きから見ても強含みのような印象を受けます。

A-なにしろ12月はクリスマスの月で、例年12月から年明けのテトにかけて、消費者物価が上がる時期です。厳しい情勢です。

B-日本でもガソリンの異常な値上がりが続きます。国内だけで解決できない問題というのは悔しいですね。

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