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2006年5月のベトナム動向

★2006年5月

A-いよいよベトナム共産党の第Ⅹ回党大会が始まりましたが、どうも事前にあまり好ましくない出来事が生じたようですね。

B-そうなんです。ベトナム交通運輸省でODA資金によるプロジェクトを管理するPMU18という機関の活動をめぐって汚職が発見され、現職の運輸次官、PMU18の総裁などが逮捕されるという大事件が起きました。 しかも、これらの容疑者が今度の党大会で選出される中央委員の候補者に挙げられていたというのですから、問題は深刻です。

A-大会自体は予定通り開かれたのですが、5カ年計画など大切な問題を決める会議だったはずです。

B-5年間の政治方針、5カ年計画、党規約の改正などが柱となっていましたが、新中央委員や政治局員など党指導部の選出も重要議題でした。 大会は25日までが会期ですが、その詳しい内容の発表は少し遅れるかもしれません。

A-事態はなかなか深刻なようですが、この間、3月までの第Ⅰ四半期の経済実績などが発表されました。

B-第Ⅰ四半期のGDP成長率は7.2%と発表されています。 昨年同期より僅かに伸び率を増やしていますが、年間を通じて8%という目標からすれば、いささか物足りないということでしょう。

A-輪出はあい変わらず好調で、前年同期20%以上の伸びと聞いています。

B-これもやはり好調とはいえ前年同期の実績が悪かったことにも拠っています。したがって、今年の目標額には達していません。 ただ、一時的なものと判断されていますが、輸入も相当低かったので、この四半期は出超になっています。珍しい現象ですが、長続きはしないでしょう。

A-ベトナムの工業製品輸出がもう一つ伸びないのは、裾野産業が弱いからということがよく言われます。今度の5カ年計画では、その点も留意されているようですが。5カ年計画中に輸出額を倍増させたいというのは商務省の計画ですが、頑張ってもらいたいものです。 国内の経済情勢は如何でしょう。

B-話題になっているのは、3月の消費者物価指数が0.5%下がったことです。統計総局では3年ぶりのことだと言っています。

A-それは珍しいことですね。その原因は何でしょうか。

B-主に挙げられるのは食品、酒などの嗜好品です。特に食品はテトの際に大きく値上がりしましたから、旧正月の賑わいが落ち着いたところで食品関係の値段も落ち着いたということでしょう。3月までの第Ⅰ四半期の指数も2.8%というのが実績となりました。

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