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日本でのインターンシップ

 

▼ 日本でのインターンシップ

 大学生たちは4年生になると、自分の進路に応じて、就職活動を始めたり、大学院入学の準備をしたりします。日本学科の大学生たちにとって、日本に行ける機会が与えられる事は最大の関心事の一つだろうと思います。一般的な対象が3年生になり4年生への奨学金が減少傾向にあり、また日本学生との交換学習プログラムも少なくなる中で、日本でのインターンシップ・プログラムは学生達の注目を集めています。

 

 ここでのインターンシップというのは、半年から一年ほど日本国内の企業で、翻訳等の仕事をしながら日本の企業文化に触れる体験の事です。その多くは4年生ですが、卒業後にチャレンジしようとする人もいます。

 通常、企業や大学は格安航空券や日本での住居を手配し、大学生側は航空券代と最初の1ヶ月の生活費を用意する必要があります。いずれも応募者が殺到し、募集人数の何倍にもなっています。

 

 さらに、このプログラムの重要な点は財政能力証明書が不要で、日本で日本語が勉強できることです。ベトナムでは、留学や外国でのインターンシップを希望する大学生にとって、財政能力証明は重要な問題となっています。なぜなら、彼らの多くに経済的困難があるので、なかなか財政能力を証明できません。また、日本でのインターンシップ・プログラムより、留学プログラムのほうが多いので、もし自費留学プログラムに参加するなら、財政能力証明書を要求されます。そのため、財政能力証明書が不要なインターンシップ・プログラムに関心が集まるのです。

 日本語学習者にとって、日本でのインターンシップは異文化、多様な職場を体験するよい機会です。現在、日本でのインターンシップは少ないですが、この先増えることで、学生が国際的な職場環境に慣れるための重要な役割を果たします。それにより学生たちは、帰国後も色々な仕事の機会が増えると思います。

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