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12.102012
ベトナムでの国際学校
▼ ベトナムでの国際学校
近年、ベトナムでは国際学校(国際的な教育を行っている学校。以下インターナショナルスクール=IS)で子供を勉強させる親が多くなっています。ISを選ぶのは時代の波だと言われています。その要因はグローバリズムの時代に子供が国際的な環境で学べるからです。また、現在のベトナムの教育プログラムは実践的ではないとされているので、親は早いうちからISを選ぶ事を考えているようです。彼らは子供の英語が上達するだけでなく、創造性や自負心が養成できると期待するのです。
現在、イギリスやオーストラリア、シンガポールのような教育水準の高い国からのISが多数を占めていますが、すべてが優れている訳ではありません。最近ではISに関する問題を取り上げる記事も多く、中でも、最も関心が高い出来事は、何校かのISが授業料を徴収してから、急に失踪したという事かもしれません。その学校はベトナムでライセンスを付与されたシンガポールの私立学校です。学長が逃げた「Melior」という学校では生徒達300人以上の被害者が出ました。残り2、3ヶ月で卒業する人が多く、また入学金を支払ったばかりの人もいたようです。小中学校では毎年上昇する授業料が、教育の質に伴っていないと苦情が報告されました。その他、ISで勉強している子供は礼儀知らずだとも言われています。例えば、目上の人と会った時も平気で「Hi」と挨拶するなどです。そのため、ISからベトナムの学校に転校させる親もいます。
ベトナムの教育の質が向上するまで、ISを選ぶ人は大勢いると思います。これは一種の留学のようだと言えるでしょう。授業料の事だけでなく、カリキュラムを慎重に検討し、適切な学校を選ぶのがとても大切な事だと思います。