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11.192014
2014年11月のベトナムの動向
★2014年11月
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10月20日から、第8回国会が開かれました。来年度にどんな計画目標が出されるか、注目していましたが、なかなか大胆な提起になりましたね。
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9月段階で今年度の成長率達成見込みが5.6%。これを踏まえての来年度の計画指標が6.2%とは、確かに大胆な提起と言えます。恐らく今度の国会では、この目標数値を巡っての論議が白熱化すると、多くの人が感じているでしょう。
-A-
内外ともに経済情勢は明るいとは言い難い状況です。国内景気も、もうひとつ盛り上がりに至らない気がします。前年からの不良債権もすべて片付いてはおりません。
-B-
さらに去年には南シナ海の物騒な出来事も予期されてはいませんでした。確かに不安材料はかなりあるわけですが、ベトナム政府が全く根拠なしに大胆な提起をすることも考えられません。工業生産の順調な拡大、消費者物価の安定、貿易収支の黒字化など、政府の強気を支える傾向がかなり出揃っていることも考えられます。それに、省段階でのお役人の読みも強気ですしね。
-A-
確かにその方面の数値は堅実です。省段階のお役人の強気というのはどういうことですか。
-B-
ご存じロンタイン空港建設のプロジェクトですが、180億ドルという工費の大きさが指摘されても、この程度の対外債務が増えても大したことはないと答えたということです。
これは雑談ですが。
-A-
景気の読みというのは難しいことで、弱気ばかりでも堅調とは言えないのですが。最近、造船公社、海運公社などの経営状況はどうなっているのでしょうね。
-B-
さあ、こんなことは発表記事がないと分かりかねますが。いずれにせよ、政府としてはほぼ膿を出し尽くしたと言えるところまで来たのではありませんか。その点、国家銀行の総裁が対外レートの調整は急がなくても良いと述べたニュースがありましたが、割合辛い見方をする人ですから、そのまま受け取っています。
-A-
国会論議の中で具体的な展望を示してくれるのを待ちますか。
-B-
いろいろな意味で、今度の国会論議は注目される内容がありそうですね。