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2022年11月 活動報告

秋も深まりつつありますが、体調を崩しやすい季節の変わり目の折、会員各位のご健勝をお祈り申し上げます。

先日執り行われた安倍元総理の国葬儀に、グエン・スアン・フック国家主席が参列されるとともに、岸田総理との首脳会談が行われ、改めて両国の今後の友好関係について確認されてところです。
その内容を以下に記します。


〇冒頭、岸田総理は、フック国家主席に対し、国葬儀への参列に謝意を表明するとともに、先人の意思を継ぎ、両国関係の更なる発展のため引き続き緊密に連携していきたい旨を述べました。これに対し、フック国家主席は、安倍元総理大臣との良好な個人的関係に言及しつつ、逝去に対して弔意を表するとともに、「広範な戦略的パートナーシップ」の下、両国の関係を更に発展させていきたい旨を述べました。
〇両首脳は、日越関係について意見交換し、岸田総理は、相互の強い信頼の下に成り立っている現在の良好な日越関係を更に発展させるべく、政治、経済、外交、安全保障、人的交流等、あらゆる分野での協力を引き続き進めていきたい旨を述べました。フック国家主席は、水際措置の緩和により、両国間の人的往来が徐々に再開してきていることを踏まえ、両国間での人的交流の再活性化を期待する旨を述べました。双方は、来年は日越外交関係樹立50周年という両国にとって重要な節目の年であり、日越関係を更なる高みへと押し上げるべく、緊密に連携していくことで一致しました。
〇また、両首脳は、来年の日ASEAN友好協力50周年に向けたさらなる協力を確認するとともに、地域情勢についても意見を交わし、岸田総理は「ベトナムは『自由で開かれたインド太平洋』を実現する上で要となる重要なパートナーであり、いかなる地域においても力による一方的な現状変更は認められず、ウクライナ情勢や東シナ海・南シナ海について引き続き連携していきたい」と述べました。また双方は、拉致問題や核・ミサイル問題を含む北朝鮮への対応において、引き続き連携していくことを確認しました。


今後の更なる友好関係の拡大を期待し、当センターの役割をあらためて確認し、活動してまいりたいと思います。

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