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2016年11月のベトナムの動向

★2016年11月

-A-
10 月下旬からベトナム国会が始まりました。今度の国会では、来年度の経済-社会発展計画も決定されるわけですね。

-B-
その通りです。首相の提起では、来年度の成長目標は今年と同じ6.7%ですが、政府報告を聞く限りでは目標は同じでも質的には違いがあるのではないかと思います。

-A-
それはどういうことでしょう。

-B-
今度の政府報告でも、従来からの主張である“経済再構築”が強調されているのですが、来年にはそれがもっと徹底されるのではないかと思われます。元来、經濟再構築というのは、構造的に隙間の多かったベトナム經濟をもっと緻密で機能的な構造にしようというのが目的ですが、根幹である農業、国有企業、信用組織、工業生産構成などについて、既に着手していた“刷新”を更に徹底しようという気構えが伺われます。

-A-
外国の私たちから見ると、この經濟再構築というのはもう一つ解りにくいのですが・・・。

-B-
農業を例に挙げれば、現在のような農家の経営規模では今後の発展が期待できるかということですね。

-A-
それは分かります。

-B-
そこでもっと経営規模を拡大し、耕作品種も集中して、商業的に採算見込みを大きくしていくという考え方があります。これは従来の農村構造を急変させることにもなるので、新農村建設という方針と結合した計画であるわけです。

-A-
少し分かってきました。要するに一次産業でも思い切って近代化して行くということですね。

-B-
国家からの一方的な変革ではなく、国会の審議を通じてこれを実現して行くという点で変化が見えにくいでしょうね。ベトナムとしてはこれがドイモイの中身と言いたいところです。

-A-
しかし、今の5か年計画の完了時には、国家全体の近代化も完了するというのが以前の展望でしたね。とすると、あまりのんびりしておられないと思います。

-B-
確かにそれはそうですが、と言って無理を重ねても国家の運営は安定を保てないということもあります。ここはひとつ、ベトナム政府の舵の取りようを見守るほかはないのではないでしょうか。

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