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2013年 3月 活動報告

▼ 2013年 3月 活動報告 -理事長 森正暁 -

 

 「陽春三月」、この言葉を口にしただけで、明るい日差しと暖かな陽だまりが目に浮かぶようです。今年の1月、2月は東北、北陸はもとより、近畿地方でも厳しい寒気の日が珍しくなく、当経済交流センターのスタッフにもインフルエンザの疑いが浮かび上がったほどです。3月に入って実際の気温はそれほどでなくても、いよいよ春がいろいろな活動の後押しをする時期です。

 

 もちろん年中で最も華やかなお祝い気分に浸るベトナムのテト(旧正月)は、今年はとりわけ国交樹立40周年の「日越友好年」とあって、ハノイの日本大使館が開いたテト・パーティーにはホアン・チュン・ハイ副首相をはじめ計画投資、医療、文化観光などの閣僚が顔をそろえるという豪華な来賓の顔ぶれだったと報道されています。

 大阪駐在の総領事館では2月8日、テトの招宴が行われ、当センターからは理事長の私のほかセンターの幹部、何人かの会員が出席しました。ティン総領事は「厳しい経済情勢を必ず切り開く」と決意を込めて挨拶し、これにはしっかり応えねばなるまいと決心したほどです。

 

 ベトナム現地ではあまり浮ついたテト景気にはならなかったようですが、沈滞した昨年とは異なり、今年1月の外国直接投資が前年同月比74%増の2.8億ドルに至り、うれしいのは日本がその半分以上を占めるという成績を示したことです。苦しいときに頼りになるパートナーとして、日本の経済、日本の企業がより深くベトナムに根を下ろすことが真の友好年の面目を発揮することになろうかと思われます。

 その意味では、間近に迫った当経済交流センターの今年の総会はたいへん重要な意義を持つことになります。さすがはと言われるほどの訪問、交流、そして実績と、これまでのセンターが積み上げてきた経験をフルに生かし、友好の年にふさわしい活動を展開するための準備を、スタッフ一同気合を入れて積み重ねてるところです。

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