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2009年8月のベトナム動向

 

★2009年8月

A-6月下旬で国会が終わり、大きな政治的事件はないものの、上半期実績という経済運営上重要なニュースが伝えられました。

B-激しい国会論議の末に、今年度の経済成長目標は6.5%から5%に修正されましたが、やはり上半期6ヶ月の成長実績は3.9%にとどまりました。しかし、四半期別に見れば、3月までの第1四半期が3.1%に過ぎなかったのが、第2四半期には4.5%に上昇し、ちょっと心強い思いをしました。今春からベトナム政府は強力な財政出勤を行って、景気刺激に努めましたが、何といっても世界の経済後退が続く中では思うように効果が上がらないのかもしれません。

A-6ヶ月実績の中で、そのほかに目に付くようなことはありませんか。

B-GDP・国内総生産の柱である工業生産が次第に回復してきたこと、農業生産もまず順調で、サービス部門が5.5%の伸びを示しました。輸出はさすがに相手が弱体化しているので伸び悩んでいますが、米の輸出が大いに伸びて、記録的な水準になっています。こんな状態の中で回復の兆しがはっきりしてきたせいか、下半期への期待が大きくなってきました。何より、2月ごろには低調だった証券市場が株価指数(ベトナムインデックス)を倍加させたのが目立ちます。

A-一般の人たちの生活はどうでしょうか。たとえば消費者物価指数などは。

B-小売市況などは好調で、さらに物価指数が上半期6ヶ月を終わったところで2.68%の上昇という程度ですから、一項のような物価急騰の気配はありません。確かに経済全体がまだ危険な状態を脱していない段階ですから、その心配が先に立ちますがね。ただし、ここの企業では強気な運営をしているものもありますね。

A-それはどんなところですか。

B-ベトナム航空などは、国際線がかなり落ちましたが、国内線では8%以上の乗客増加です。だから、この前に保有機購入をしたばかりなのに、さらにATR社に10機発注しました。そのほか、道路建設など公共投資の前倒しがあるので、建設関係は各社とも強気のようです。

A-国会では国家予算収支の赤字幅を政府提案より抑える結論になりましたが、公共投資を推進する上では財源上心細いことになっていませんか。

B-確かにその点はあるでしょうが、国際組織も経済回復を推進するために活発な融資に踏み切っているようです。世界銀行はかなり広範な政府プロジェクトに数億ドル規模の借款を供与していますね。

A-いずれにせよ景気回復が望まれます。

B-年末に向けて、次の第3四半期の実績が注目されますね。

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