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2007年6月のベトナム動向

★2007年6月

A-5月20日の国会代表選挙も無事に終わり、新たに500人の代表が選出されました。新任期の第12期最初の会期はいつ召集されるのでしょうか。

B-従来の例からすれば、第12期第1回国会は7月中下旬になると思われます。その国会で国家主席、首相、国会議長、最高人民裁判所長官、最高人民検察院院長らが選出されることになります。しかし、私の推測では、その前にベトナム共産党の中央委員会が開かれるような気がするのです。

A-それは、どういう意味を持ってくるのでしょうか。

B-ベトナム共産党は今年4月の中央委員会で,党組織の大きな改革を決めましたが、次は国家、政府の組織機構改革について,党の見解を論議するとしています。国会が始まる前に、党としての見解を示しておこうというのではないでしょうか。

A-なるほど、4月の閣議でも、行政機関の組織改革がひとつの焦点になっていましたからね。閣議といえば、その会議で年初から4ヶ月間の経済実績が発表されていました。

B-そうです。4月までの実績は、工業生産が前年同期比16.7%増、農業生産は安定基調、鳥疫病も制圧、サービス関係取引高は同じく22.5%増と好調で、輸出も前年比22%増加。外資誘致は実に54.7%という大幅な増加ぶりです。 ただ、輸入も増えて入超は拡大です。

A-たいへん結構な実績ですが、この4ヶ月間に物価もかなり上昇したのではありませんか。

B-その通りです。消費者物価指数は4ヶ月間に3.52%の上昇となりました。昨年4月が3.0%ですから、1%近く高い数値になりますね。

A-原因はどのあたりにあると推定されていますか。

B-食糧、建設資材、交通輸送費の上昇などが挙げられていますが、なんと言ってもガソリンの値上がりが深刻です。1ヶ月の間にリットルあたり800ドンも上昇というのは、庶民の懐には応えているでしょう。そのきっかけは、政府がガソリン小売価格を市場実態に任せることを容認した決定にあるとされています。

A-これまでの経過からすれば、やや乱暴な決定のように感じますね。

B-これだけ国際市況が不安定で、従来のように補助金を出して価格維持するのにも限界が来たということですかね。しかし、ガソリン価格は工業生産や輸送関係に大きく影響するだけに、政府も投機や暴利の取り締まりだけでは済まないかも知れません。

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