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当経済交流センター定期総会開く

当経済交流センター定期総会開く

 

 日本ベトナム経済交流センターは3月28日、堺市の大阪駐在ベトナム総領事館大会議室で、平成25年度定期総会を行った。

 定時に開会した総会で、規約に基づき議長席に就いた森理事長は、日越両国間の国交樹立40周年に当たる今年、何時にもまして両国の友好を促進する機会にしたいと挨拶し、総会は議事に入った。

 

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 先ず報告事項として、本総会までの会員の状況、在阪各団体の協力によるセミナーなどの開催、総領事館との連携強化、進出企業相談、ベトナム各省からの訪日視察団受け入れ、情報資料公開などの事業が報告された。

 次いで第1号議案の平成24年度決算報告と会計監査報告が承認され、さらに日越友好年としての今年度の記念行事の論議に入った。

 

 行事内容としては、今秋の訪越友好使節団の派遣を筆頭に、中小企業向けには、ベトナム中小企業開発投資センター(ICDSME)と締結した業務提携覚書を有効に活用し、ベトナム進出企業のサポート業務を拡大すること、大型投資案件については Nippon-Vina Investment&Trade Consulting JSC の設立に協力し、そのコンサル業務を進めることの2本の柱を据え、協力投資の進展を図る。これに応じてベトナムでの情報収集及び受け入れ態勢の強化を図るのが中心になる。当然、在大阪総領事館との連携を推進し、訪日ミッションの受け入れ、セミナーの開催など協力強化を図る。

 会員サポートの充実を図るために、当センターのハノイ、ホーチミン市の各駐在員との連携を密にして体制を強化する。また、ダナン工科大学と連携して、優秀な学生の日本企業への就職活動をサポートする。

 特に日越友好年の企画として、その内容が両国友好そのものともいえる映画「越後の Ba ちゃんベトナムへ行く」(小松みゆき原作・港健二郎監督)の製作を推進する。

 以上の主要事業を積極的に支える平成25年度予算を組む。

 以上の新年度事業計画と予算案が提起され、友好年記念事業にふさわしい内容だと出席会員から積極的に指示する意見が続いた。内容からすると、会員企業の相当な支援を必要とするが、このセンターの使命からしてこれを盛り上げ、成功させようという結論を得た。

 

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 議事を終了してレ・クオック・ティン在大阪総領事から、最近のベトナム経済情勢と総領事館としての今年度の計画が明らかにされた。

 ティン総領事は今年第1四半期を終えたベトナム経済が、厳しい情勢の中で積極的な動きを続け、インフレ制圧、物価・市場の安定を得て、GDPが昨年同期を上回る4.89%の四半期成長率を得たことを詳細に説明した。


 特に貿易振興が期待に応える好成績を収め、長年続いた貿易赤字が最近は黒字を堅持していることが強調された。また、3月の消費者物価指数がマイナスを示すという明るいニュースも披露された。

 今年度の総領事館としての計画はまだ詳細には詰め切れていないが、当面の予定としては友好ゴルフ大会が具体化しつつあることが報告された。

 

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 ティン総領事の講演が終わったところで、事業計画の中になる映画「越後の Ba ちゃんベトナムへ行く」の監督を予定されている港健二郎氏が会場に姿を見せ、出席会員に紹介された。港氏は、意義ある映画を楽しめる作品にしたいと抱負を述べた。


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