▼　学生と屋台

　ベトナムでは、学校や学生寮がある通りを歩けば、屋台がずっと連なっているのをよく見かけます。屋台は学生に人気があり、ベトナムでの文化の特徴の一つになっているようです。

　毎日放課後になると、学生たちは学校の前の屋台を囲んで、色々な料理を買っています。屋台が多すぎて、道が渋滞になることもあります。揚げ物や焼き物など豊富な料理を楽しみますが、食品衛生の保証があるかどうかは全く分かりません。それでも、学生たちには人気があるので、屋台が売れているそうです。なぜかというと、料理が安く、美味しいからです。わずか３千ドン（約１２円）で、一つの料理が買えます。屋台の料理でお腹を痛めた場合には、その日は気の毒な日だと思われるようです。

　（ネットからの写真）


（※バインチャンチョーン：細切りにしたライスペーパーと乾燥牛、香草などのピリ辛和え）

　私にとって、友達と屋台の料理を食べたのは学生時代の楽しかった記憶です。高校時代には、毎日放課後になると、白いアオザイの制服を着たまま、学校の前の屋台で押し合い、色々な料理を買っていたものです。私たちは授業の後、お腹がペコペコになるので、屋台の料理がいつも美味しいと感じていました。