▼　さつき祭り

　毎年、５月になると、ホーチミン市人文大学の日本学科の大学生と日本に興味を持っている人は「さつき祭り」という例年の祭りを楽しみにしています。

　今年の祭りは５月２５日に行われました。いつものように祭りでは四季のブースがあり、一年生から四年生までそれぞれを担当することになっています。ブースのデザインとその日に何をするかは、学年によって違います。

　「春」のブースは四年生の担当で、ブースの前方で食べ物を売り、後ろは富士山と桜のデザインでした。

　客に浴衣を着せてあげて、富士山と桜を背景に写真を撮るサービスもありました。

　これは一年生の「夏」のブースです。日本の夏といえば、七夕、スイカ、ひまわりなどが特徴だそうですから、主にひまわりと七夕の竹を飾り、そして、アイスクリームとカキ氷を売っていました。また、日本の伝統的な遊びやしおりもありました。

二年生の「秋」のブースの特徴は紅葉です。（もちろん、本物ではなくて、紙の紅葉でした。）

それに、いろいろな飾りもつけました。

「秋」のブースの隣は三年生の「冬」のブースでした。客の興味に応じた手作り体験をやっていました。

　ブースの活動は午後まで終わりました。

　そして、最後のプログラムでは会場で、日本の紅白のような歌合戦が行われていました。いろいろな日本語とベトナム語によるパフォーマンスがありました。

　このような大きく、意味のある祭りが一年に一回しかありませんから、毎年５月が来るまでずっと楽しみにしています。